太陽

槇原敬之( Noriyuki Makihara ) 太陽專輯

8.Going Home

作詞:NORIYUKI MAKIHARA
作曲:NORIYUKI MAKIHARA

通りの庭に植えられた
低い梅の木が
遅い秋の夕暮れに
とがった影を落としている

一枚の葉もないこの木が
僕にくれるのは
まだ寒い春に必ず
白い花を付ける確かさ

自分でも気がつかない
ちいさな苛立ちを積み重ね
くたびれたぼくにキンモクセイが
遠くを見ろと教える

※たまには帰ろうか あの町に
花火もススキも僕より
背が高かった あの町に
心をうずめに帰ろうか※

坂を上りきって振り返ると
沈む夕焼けが
総てを等しく浸していた
時には振り返るのもいい

たばこ屋の古い公衆電話
10円玉が落ちていく音を
気にされながら励ます声
目を見ながら話したくて

たまには帰ろうか あの町に
ツバメも星空も僕より
背が高かった あの町に
心をうずめに帰ろうか

信じますから信じて下さいと
喉元にナイフを突きつけるような
話し方しか 人は
出来ないのだろうかと
あきらめる前に

(※くり返し)

心をうずめに帰ろうか